Who is SIVA?
シヴァ兄ってどんな人?
MMORPG"黒い砂漠"の住民と自称する変わった魔法使いだ。
ベルモルンとの戦いで呪いを掛けられ、回復力低下や毎度見る悪夢にうなされ、引き籠りの生活を送っていた。ある日、世界外とコミュニケーションが使える不思議な古代の石板を手に入れたシヴァ兄。これを使い、自身の世界である黒い砂漠の魅力を人々に伝える為にシヴァ兄は立ち上がる。
呪いと戦いながら、外の世界へ踏み出す事となった……。
性格
幼い頃から閉鎖的な環境にいたシヴァ兄は、人との交流に自信がない。しかし昔の暗い過去を打ち払うべく、人との付き合い方を懸命に考えている。その為、人前では気前が良く、知らない人にも優しく接するようにしている。だがそれも積極的ではなく、プライベートになると人付き合いが億劫になり、不愛想になってしまう。しかし理性的でありながら仲間を大切に想う心を持っており、己の感情に苦悩しながらも彼なりの理性論で仲間を助けていくのである…。
「人付き合いとは難しい…。完璧を装ってるつもりでも駄目な所は駄目なのだな。」
過去
昔の暗い過去とは。実は彼、ベルモルンを拝める"シャドウナイト"の一員であった。中でも魔法力はずば抜けて優秀で、復活前のベルモルンにも一目置かれていた。
そのさらに前である幼少期では、彼の恩人で師匠でもある"ロード・レッド"の元で生活していた。彼は5歳の若さで闇の精霊に取り憑かれ、赤ん坊同様言葉もしゃべれず立ち上がれない程に酷かったとの事。
修行を始めて数年経った頃にロード・レッドは寿命で亡くなった。悲しみに暮れ、暴走する魔力を制御できなくなり、恐怖におののく所にシャドウナイトが現れ、勧誘される。こうして彼はシャドウナイトの一員となった。しかし今なぜシャドウナイトから離れ、ベルモルンと戦ったのかは…また後ほど。
「光と闇があってこそ世界は存在する。我は闇を否定しない…!」
特徴
彼の口調は実に奇妙だ。砂漠の世界でも聞き慣れる事のない独特な訛りがある。こちらの世界で言えば、古風な…偉い神が言いそうな口調である。この口調は、師匠であるロード・レッドから受け継いだもの。しかし子供の頃に、しかも未完全な状態のまま師匠を亡くした為、完璧な口調ではない。つまり古風な喋り方と現代の喋り方が混ざっている、というべきだろう。
「この口調でよく子どもたちに弄ばれるのだ…。だがそれも良しとしよう、我の個性でもあるしな。」
家族
シヴァには妹がいる。その名は"シーネ"、どうやら生き別れの兄妹らしい。
幼い頃、何者かから逃げていた2人は途中離れ離れになり、シヴァはロード・レッドの元へ、シーネはカルフェオンに引き取られた。シヴァは闇の精霊により記憶を無くし妹の存在を忘れてしまうが、シーネは守ってくれた兄を忘れる事はなかった。シャドウナイトのアジトへ向かうまでは…。
シャドウナイトのアジトに攻め込み、シヴァを改心させる事に成功したが、イレズラの陰謀により闇の精霊に取り憑かれてしまう。皮肉な事にようやく妹と認知できた兄を、今度は妹が認知できなくなってしまった。悲しみに暮れるシヴァはこれを機にシャドウナイトを裏切る事となった。
「このような皮肉な事があってたまるか…!今度は我が…我が妹を救う番だ…。」
ちなみに妹がシヴァ兄と呼ぶのは、シヴァ自身がそう呼んで欲しいと言うからだ。
記憶を失った妹を連れてオルビア村に住んでからは、錬金術と読書に励むようになった。
家には数十の本が沢山積まれており、引き籠っている間は本を読んで時間を過ごしていた。錬金術は素質があるのかなかなか優秀だとアルスティンから称賛されており、錬金ギルドからの勧誘が絶えないという。科学にはとても興味を示しており、不思議な物を見つけると妹同様に興奮する癖がある。
ちなみに家事は苦手だ。料理は全て真っ黒になり、洗濯は全て妹に任せているという駄目兄である。
「知識は本で得るものだと考えていたが、実際に目で見て触れる事も重要なのだな。」